ニートに働くよう説得を続けても、難しいでしょう。自分の殻に閉じこもってしまっている場合が大多数ですから、その殻をまずは打ち破らないと何も始まりません。「働け」では殻は破れないのです。「働けないこと」がニートの最大の悩みなのです。
ですから、まずはその悩みを聞いてあげましょう。このときの注意点。言葉を繰り返すのです。「いい職が無いんだよね」とニートの人が言ったら「そんなはずはないんだけどな」と返してはいけません。「いい職が無いんだよね」とニートの人が言ったら「いい職が無いのか」と返しましょう。
「自分には夢というものが無いんだよね」といってきたら「そうか、夢というものが無いのか」と返すのです。言い返したくなる気持ちもあるでしょう。ですが、ここは堪えてください。そして、ひたすら繰り返すのです。
この話し合いをしているうちにニートの人は「自分の気持ちを理解してくれている」と安心してくれます。
この状態になって初めて、アドバイスらしいアドバイスができるようになるでしょう。