ニートでも社交性のあるニートなら、友達もたくさんいるでしょう。ニートでも友人との付き合いが苦手で、一歩進めば「ひきこもり」になりそうな人も多くいます。この方たちは、友達にとても気を遣い、気を遣いすぎて毎日ヘトヘトになってしまいます。
どうしてそこまで友達に気を遣うのでしょうか。友達に幻想をいだいているからかもしれません。
我が家には、小学生の子どもが二人います。この子達が入学して間もないころの保護者会で、お母様方の中には「お友達が早くにできて、楽しい学校生活になることを希望しています」とおっしゃられていた方もいました。
また、家に帰ってくると「お友達、できた?」と聞くそうです。なぜ、そこまでお友達に拘るのか私には不思議でした。お友達ができれば、毎日が順風満帆に過ごせると思っているのでしょうか。お友達は水のごとく、状況が変われば、メンバーが変わっていくものです。
お友達が先なのではありません。まずは自分がどうするかを決定し、それに気の合う人がついてくるのです。ニートの人にもいえることですが、お友達は努力して作るものではありません。お友達は作ろうとして作るものではないのです。
自分が日々生活を送っていく中で、自然と仲良く出来た人がお友達なのです。だから、お友達は人間死ぬまでに、せいぜい2~3人できれば良いのではないでしょうか。ある程度、協調性というのは必要です。ですが、必要以上に親しくしようとせずに、軽く行きましょう。